先生がいなくなったあと、深月くんは震える小さな声で呟いた。

「ごめん…優菜…ごめん…僕…弱いよね…男らしくない…優菜に守られてばっか…」

「そんなことない、そんなことないよっ…」

「優菜…なんで僕を好きになってくれたの…?なんで僕と付き合ってくれてるの…?」

「そんなのっ…そんなのっ、深月くんの全てが好きだからに決まってるじゃんっ…!」

「……っ!優菜……ごめん…ありがとう…」