出会い

「そうだよ!私も深月くんが好きなのよ!だから付き合ってるの!」

涙が溢れてくる。

テーブルに、涙が落ちてく。

「それにっ…深月くんは今も恐怖を覚えてるっ…一昨日の体育祭の時っ…凄く怖がってたっ…焦ってたっ…泣いてたっ…私のことでさえ分からなくなってたっ…」

「そんな…」

「そんな人がっ!暴力とかふるうわけないっ!!!そんなこと言うママなんて嫌いだっ!!!」

「ーー…っ!!!」

私は玄関に向かって走った。

「優菜ちゃん!!!」

あんな酷いこと言うなんてっ……

「待って!!!」

パパは私の腕を掴み、その場に座らせた。