美咲side

今日もいい天気!絶好の練習日和!

今度の県大会は、全国にも繋がるから気は抜いていられないよ私!さあ、今日も1日頑張りますか!

「おはよう菜々(なな)!」
こちら私の大親友の小枝菜々です。

「おはよう美咲。今日も朝から元気だね〜」

「そりゃそうでしょ!だってこんないい天気すぐにでも走り出したくなるよ!」

「でた!美咲の部活愛重すぎる!ていうかさ、美咲ももう高2になったんだから早く彼氏つくったら?」

「だから!いつも言ってるでしょ!私の彼氏は部活なの!走ることなの!分かった!?」

いつもこうだ。1年の時から菜々は何故か私に彼氏をつくれとしつこく言ってくる。

「なんでそんなに私に彼氏をつくって欲しいの?」
私は菜々に言った。

「なんでって。逆に美咲はさ、部活ばかりで疲れないの?恋した方が心に癒しが帰ってくるんだよ?」

菜々は一体何を言っているんだろうか。

「部活で勝った時とマッサージされてる時が私の一番の癒しだけど、心の癒しとはなんですか??」