「うん。満喫しすぎたかも。」 彩が私の匂いに気づいたのか、バッグから香水を取り出して、私に手渡した。 私は小さく微笑んで、彩から香水を受け取り、服にかけた。 ふわっと香る、いつもと違った甘い香り。 私の爽やかな匂いと真逆だった。 慣れない匂いに身を包み、 次の授業に備えて道具を机から出した。 それと同時に、授業が始まる鐘が鳴ったーー。