それから私達は黙ってタバコを吸った。
私は大好きな詩人の詩集を。
先生は次の授業のノートを。
2人いるのに一言も喋らず、黙々とタバコを吸った。
でも何故か気まずくはならず、逆に心地よかった。
なんでだろう?
キンコンカンコン
廊下から予鈴の音が聞こえた。
あと10分後には授業が始まる。
予鈴が聞こてから、先生は立ち上がった。
「んーじゃ、俺は行くわー、あとはごゆっくりどうぞ。お前の事も、別に言うつもりねぇから、タバコ休憩満喫してくれたまえよ。」
そう言って出ようとした先生の後ろ姿を見て、何故か寂しいと思ってしまった。
今日の私は頭がおかしいんだ。

