ひいきってやつだな。
それでも態度を変えずに、平等に接してくれていたのは、
東先生。だけだったと思う。
話してみたくなったのも、きっとそのせい。
「お前、さっき3年1組の、えーと、田村。と一緒にいたよな?どうかしたのか?」
見られたのか。
でも、資料室から校舎裏はよく見える。
仕方ないか。
「別れ話だよ。」
「え、あぁ、ごめんな。」
「先生のくせに、気なんか使わないでよ。大丈夫だし。」
私はポーチからミンティアを出し、口に放り込んだ。
大好きなミンティア。集めてるんだー。
そんなことどうでもいいけどね。
「ならいいけど。白石いっつも男いるよな。」
先生はまたタバコに火をつけた。

