咲はそれから手紙を読み始めた


「俺ははなを恨んでなんかない」

「俺だってそうだ」

「はなは治療したら治ったのか?」

「あぁ、手術をすれば完治したはずだ」

「そんな・・・じゃあ、俺らの為に死んだっていうのか?俺はそんな事望んでない!ただはなには生きていてほしかった。親父達が命をかけて守った命だから」