はなちゃんはどれほど説得しても進行を遅らせる薬は飲まなかった 学校で発作が起きないようにと時間を決めて飲む発作止めだけしか受け入れなかった その理由ははなちゃんの両親すらわからなかった だから、俺が心臓マッサージをしていた手を止めようとしたんだ 自分の死を迎える事が最大の償いだと思っていたから