「あの」 さっきの男の子が駆け寄ってきた 「俺は橋本咲、今日はありがとう」 「こちらこそありがとうございました。私は松田はなです」 「敬語じゃなくていいよ、同い年だろ?」 「そうですね」 「また敬語」 「あっ」 橋本くんは笑って、私を家まで送ってくれた