『奏、いつもありがと。
たくさん迷惑かけちゃって
本当にごめんね。』

『全然いいんだよ。
結乃を傷つけるやつは俺が
許さないからなー。俺たちは
幼馴染みでずっ友でしょ。』

『うん......!ずっと親友だよ。』

事件の数週間後に公園で
お互いとずっと親友である
ことを誓った結乃と奏。

そして、その近くには結乃と
奏の様子を見てうちひしがれる
凜と、その友達の姿があった。

『嘘、なんで......。クラスから
完全にいじめられてるのになんで
神影君に好かれてるのよ...。』

公園の死角となっている遊具の
裏で、凜は崩れ落ちて涙を
零したそうだ。

それから、2週間が経って
凜は学校に復帰した。

そして、復帰した凜がクラスに
入って笑顔で挨拶しようとしたとき、
目にしたものは......。