こんな気持ちを抱えたまま、奏と
ロミオとジュリエットをやるなんて。
しかも、奏のセリフに

『私は自分の命を捨ててでも
     貴女のことを愛します。』

っていうのがあるんだよ?!
それに対する私の答えは、

「昔も今も、貴方を愛してる。
この気持ちは、永久に.........。
ってそんなセリフ言えないってば!
誰?脚本かいたの!」

思わず叫ぶと、けろりとした表情で
葉音が言った。

「脚本を書いたのは、私と文芸部員の皆だよ。」