見上げる空は、ただ蒼く

私の言葉に、奏はうつむいた。

「あの劇さ、やらなかったんだ。
というか、俺たちのクラスは
何もやらせてもらえなかった。」

私たちのクラスが......
何もやらせてもらえなかった?

哀しげなその言葉に、少なからず
ショックを受けた。

どうして。
どうしてそんなことが起こるの。

混乱する私を心配そうな表情で
見つめる奏。
彼はしばらく躊躇っていたけれど、
やがて意を決したように話を続けた。

「あのときの事件、クラスの中で
秘密にしとこうって話だったんだけど
担任にバレてさ。大問題になったんだよ。

凜は警察に連れて行かれて、
結乃はショックで倒れて意識不明のまま。
危機を覚えた先生たちが俺らのクラスの
出し物をとりあえずの処置として
全部やらせないことにしたんだ。」

そんな...。

私の、せいだ。
私がちゃんとしてなかったせい。
私の心が弱すぎるせいだ。