そして、あることに気付いた。
「そうだ、そういえば。」
金森さんには趣味があるんだった。
金森さんの趣味は、あの年では
かなり珍しいドラムだ。
昔、金森さんが中学生だった頃に
軽音楽部でドラムをしていたらしい。
それで月に1度、近所の音楽スタジオに
ドラムを叩きにいっているはず。
日にちはいつも決まっていて、
その月の第2土曜日だ。
俺が出掛けた週の土曜日が、
ちょうど3月の第2土曜日になっている。
あの日なら、犯行が可能だ。
ラジオだって簡単に盗み出せる。
多分、ピッキングかなにかで窓の鍵を
開けて俺の部屋に侵入したんだろう。
侵入方法はこれで確定した。
だけど、この方法なら事前に長い間
俺たち神影家の人の行動や周辺の
情報をリサーチしておかないといけない。
それから、あることに気がついた。
凜が学校に来ていなかった時期がある。
今から何ヶ月か前のこと。
アイツは2ヶ月以上学校を休んでた。
どうせまた何か良くないことを
やっているんだろうとは
思っていたけれど、まさか。
凜は俺たちをリサーチしてたのか?
「そうだ、そういえば。」
金森さんには趣味があるんだった。
金森さんの趣味は、あの年では
かなり珍しいドラムだ。
昔、金森さんが中学生だった頃に
軽音楽部でドラムをしていたらしい。
それで月に1度、近所の音楽スタジオに
ドラムを叩きにいっているはず。
日にちはいつも決まっていて、
その月の第2土曜日だ。
俺が出掛けた週の土曜日が、
ちょうど3月の第2土曜日になっている。
あの日なら、犯行が可能だ。
ラジオだって簡単に盗み出せる。
多分、ピッキングかなにかで窓の鍵を
開けて俺の部屋に侵入したんだろう。
侵入方法はこれで確定した。
だけど、この方法なら事前に長い間
俺たち神影家の人の行動や周辺の
情報をリサーチしておかないといけない。
それから、あることに気がついた。
凜が学校に来ていなかった時期がある。
今から何ヶ月か前のこと。
アイツは2ヶ月以上学校を休んでた。
どうせまた何か良くないことを
やっているんだろうとは
思っていたけれど、まさか。
凜は俺たちをリサーチしてたのか?



