私は最後の1文をそっと指でなぞる。
いつの間にか、涙が零れていた。
『彼女たち2人の笑顔が
戻ってくることを心から願う。』
私たち2人の笑顔が見られること
なんてもう2度とない。
いじめる側といじめられる側。
白と黒、塩と砂糖くらい正反対の
立ち位置にいる私たちが一緒に
笑いあうことなんて、
限りなく不可能に近いから。
なんで凜は、私に事件のことを
今までずっと隠してきたの?
突っ込んできた車から友達を庇って
大怪我までしたのに、その友達に
自分の存在を忘れられて。
本当は、苦しかったんじゃないの?
凜が私をいじめているのは事実。
でも、凜がそうするより先に。
私が......凜のことを苦しめてたんだ。
なんて最低な人間なんだろう。
大切な命の恩人で友達だった
凜のことを忘れてたなんて。
それに、少しだけ凜を恨んでた。
いじめが苦しくて、誰かのせいに
したくても出来なくて。
ほんの少しだけ凜のせいにした。
私は馬鹿だ。
馬鹿で、最低最悪だ。
これから、どうしたらいいの...。
いつの間にか、涙が零れていた。
『彼女たち2人の笑顔が
戻ってくることを心から願う。』
私たち2人の笑顔が見られること
なんてもう2度とない。
いじめる側といじめられる側。
白と黒、塩と砂糖くらい正反対の
立ち位置にいる私たちが一緒に
笑いあうことなんて、
限りなく不可能に近いから。
なんで凜は、私に事件のことを
今までずっと隠してきたの?
突っ込んできた車から友達を庇って
大怪我までしたのに、その友達に
自分の存在を忘れられて。
本当は、苦しかったんじゃないの?
凜が私をいじめているのは事実。
でも、凜がそうするより先に。
私が......凜のことを苦しめてたんだ。
なんて最低な人間なんだろう。
大切な命の恩人で友達だった
凜のことを忘れてたなんて。
それに、少しだけ凜を恨んでた。
いじめが苦しくて、誰かのせいに
したくても出来なくて。
ほんの少しだけ凜のせいにした。
私は馬鹿だ。
馬鹿で、最低最悪だ。
これから、どうしたらいいの...。



