こんな苦しくて切ない気持ちを抱えながら2人を見続けているのが一番の苦痛だ。


 極力会わないようにしていればしているほど目についてしまうもの。



 もういっそのこと忘れてしまいたい。


 この感情をなくして、今でも通りただの幼馴染みに戻りたい。


 でも、それと同じくらい願うことがある。



 もう一度だけ、俺にもチャンスをください。


 ちゃんときついことを言ったあの時のことも謝りたい。


 次は絶対に泣かせないから……。



 後悔ばかりの願い。


 そんなことを考えながら、俺は深い眠りに落ちていた……───。