「ん〜……」



バレンタインの1週間前


放課後に
誰もいない教室で私は悩んでいた。


私の好きな人幸村 朔夜くんは、
私と違って人気者で…
女の子とも仲良くて…
私なんかが話しかける勇気もない…


「幸村くんに渡したいよ〜…」



「……何を渡したいの?」