外にはもぅ送迎の車がとまっていた。
車に乗り込むと
「おつか〜♪」
送迎のたかしが話しかけてくる。
たかしはいつもハイテンションで私たちの愚痴聞き役
「疲れたよーまぢどんだけ長いのよー」

そう言いながら私は煙草に火をつけた。


走っている車から窓の外をのぞくと

マフラーを巻いた女子高生が友達と楽しそうに

歩いている。


「もぅ冬だね‥」


何故か冬は私の気持ちを憂鬱にさせる。



そうこうしているうちに車はマンションの前に到着した