ゲコゲコ・・・。





カエルの鳴き声がする。




「何・・・・・・。」




うっすらと目を開ける。





「ーーー!」





水溜まりに映っていたのは、カエルになった私だった。






(い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)





ヌルヌルとした体。





気持ち悪い目。





ゲコゲコとしか鳴かない声。






人間には聞こえない声を私は、叫び続けた。






叶夢「あなたには代償として、人間の姿を頂いたわ。

その姿は、あなたのことを好きになってくれる人にしか解除できないようになってるの。

でも、あなたにそんな人、いるのかしらね?」