とある館にて 叶夢side


「おねーちゃん!どういうこと!?」



「うわっ!びっくりした~!何が~?」




「この薬のこと!あの時・・・・・・。」



〈回想〉


『ねぇ、ちょっと来て~!』


『何~?おねーちゃん?』


『ちょっとこれ。飲んでみてよ!』


差し出されたのは、カプセル型の薬。


おねーちゃんのことだからなぁ。


怪しい・・・・・・。



『え~。』



『いいから!今回重大な大仕事するんだから!お願い!』



『わ、分かったよ・・・・・・。』







「って言って飲んだら、あっという間に地味~な女の子になっちゃって!挙句の果てに性格まで暗い設定だから、魔女とか言われて大変だったんだからね!」





「ごめんごめん・・・・・・。アハハハ。」






「んで、代償は私達に関する記憶か~。まぁ、あの子もいずれ忘れるけど。ねぇ、チョコのお墓参り行ってきていい?」





「良いよ。行こう。」