次の日の朝、飛鷹さんよりも早く目が覚めた私は

「昨日のことは忘れます。
これからも同じ部署の後輩として
よろしくおねがいします。」

と言う置き手紙を残して一度家に帰り、
シャワーをあび、着替えて出社した。

飛鷹さんはもう来ており、
いつも通りの飛鷹さんだった。
私は少し寂しいような気もしたが安心した。

その時の私はその1夜が過ちになるなんて
思ってもいなかった。