笑ってごまかした飛鷹さんに少し違和感を覚えた。

「すみません!おれ、お手洗い行ってきます!」

飛鷹さんが席を立ったあと、私は後を追った。
飛鷹さんはお手洗いには行かず、
なぜかお店の外へ出て行ってしまった。

私もそのままお店の外まででた。
そこにはお店のかげで煙草を吸う飛鷹さんがいた。

「なんだ朝雛かー、びっくりしたじゃん笑」

「すみません。煙草吸うんですね。」

「うん、ときどきね。
疲れてる時とか、ちょっと悩み事あるときに」

「そうなんですね。」

会話が終わってしまったと思っていると。

「朝雛は?どうしたの?」

「さっきの飛鷹さん少し変だったから
どうしたのかなとおもって。ごめんなさい」

「あー、あれね。ごめんねー。気使わせて。
いろいろあってさ、ちょっとしんどくてね」