「そう、わかった。
飛鷹さんに伝えないっていうのが1番いいと
私は思わないけど、でも恵那がそこまでちゃんと
考えてるんだったら私はできる限りのことは
応援する、応援させて!」

その言葉を聞きながら私の涙は次から次へと
ながれおちていた。

「結奈、ありがとう。ごめんね。」

「なに言ってんの、まったくばかえなは〜笑」

この日、結奈は私の話をずっと聞いててくれた。
なだめるかのように、ただただうんうん、そっか
とただそれだけだったが、心が軽くなった気がした

しかし今はまだ妊娠3ヶ月に入る手前。
悪阻がピークな状態なのだ。
食べようとすれば吐き気が出てきて食べれない。
無理矢理食べても結局吐いてしまう。
どういうものの繰り返しで全然たべれていない。
見た目にもわかるくらい痩せてしまっている。
このままじゃ会社の人もいつ気づいても
おかしくはない状況になってきた。