当時、まだ和己さんも退職する前で、贔屓にしてもらっている営業先があるから、白石さんと共に電話をかけまくってくれた。
怒る坂巻さんから、見えないように目で合図して、大丈夫だから!って。
私は、震える金岡さんに、大丈夫だから、この後の事を考えよう、と声をかけ、和己さん達の行動を見守っていた。
「ありがとうございます!」
不安なまま、時間がただ過ぎていた時、重苦しい空気を遮るかのように、誰かの声が耳に入ってきた。
「坂巻さん、大丈夫です。引き受けてくれる会社ありましたよ!」
「え…」
「おぉ!そうか!齋藤、助かったよ」
「いやぁ、ついでに営業かけたんで、いいですよ。少し、価格は低めには言いましたけど、その分、営業かけた方で上乗せしましたから!」
ニコッと私に笑いかけた齋藤君に、私は泣きそうになりながら、頭を下げた。何度もありがとう、と言いながら。
「そんな、永山さん。俺も営業かけれたんで助かりましたよ」
偉ぶる事もなく、優しくフォローしてくれた。
その日の昼間、休憩時間に齋藤君と休憩室で一緒になった。
私は改めて、頭を下げた。
「本当にありがとう。あのままだったら私どうにも出来なかったよ」
怒る坂巻さんから、見えないように目で合図して、大丈夫だから!って。
私は、震える金岡さんに、大丈夫だから、この後の事を考えよう、と声をかけ、和己さん達の行動を見守っていた。
「ありがとうございます!」
不安なまま、時間がただ過ぎていた時、重苦しい空気を遮るかのように、誰かの声が耳に入ってきた。
「坂巻さん、大丈夫です。引き受けてくれる会社ありましたよ!」
「え…」
「おぉ!そうか!齋藤、助かったよ」
「いやぁ、ついでに営業かけたんで、いいですよ。少し、価格は低めには言いましたけど、その分、営業かけた方で上乗せしましたから!」
ニコッと私に笑いかけた齋藤君に、私は泣きそうになりながら、頭を下げた。何度もありがとう、と言いながら。
「そんな、永山さん。俺も営業かけれたんで助かりましたよ」
偉ぶる事もなく、優しくフォローしてくれた。
その日の昼間、休憩時間に齋藤君と休憩室で一緒になった。
私は改めて、頭を下げた。
「本当にありがとう。あのままだったら私どうにも出来なかったよ」


