「別れよ」
付き合って1年半の記念日私は貴方に振られた…
私と彼氏である時雨が付き合い始めたのは時雨からの猛アタックによるものだった。当時私は好きだった先輩に彼女がいることを知りショックでアタックしてくれてた時雨に当たってしまうことが度々だった。しかし時雨はそんな私のことを懸命に励まし寄り添ってくれた。そこから私も少しずつ時雨に心を開くようになり惹かれて行ったそして時雨の猛アタックから1ヶ月私は時雨を呼び出した。
「どうしたんだ?急に呼び出したりして」
「あのね時雨。今まで散々貴方の告白断ってきたけどまだそれ撤回できるかな?」
「え?!それって!マジで?!」
「うん/////宜しくお願いします」
すると時雨は私に抱きついてきた私は驚いて離れようとしたけど時雨は更に力を強めてきた。
「大事にするから!絶対離さないからな」
「うん!」
そこから私と時雨は付き合い出した。時雨は優しくていつも私のことを考えてくれたそんな時雨に尽くそうと私も料理や洗濯など一人暮らしの時雨のために家事をしたりした。そうやって2人で過ごす日々はあっという間に流れていき1年記念日が来た。
「江美、これからもずっとそばに居てくれ」
「当たり前じゃん!時雨大好き!」
「俺も大好きだ!」
2人で過ごす日々は凄く楽しくて私にとって無くてはならないものだった。でもいつからだろう貴方が私といても上の空になりだしたのは、私の作ったご飯を全部食べなくなったのは…
時雨の様子がおかしくなってきて私は一松の不安を抱きながらも残り一日に迫った1年半の記念日のために買い物に出ていた。
(最近なかなか話できてないから時雨の大好物作って仲直りしなきゃ!)
そんな思い出買い物を終えスーパーから出ると遠くに見慣れた姿を見つけ私は駆け寄ろうとしたしかしその足は途中で止まってしまった。最近は見せてくれなくなった貴方の笑顔…ねえどうして他の女の人に見せてるの?ねえどうして?
そこからどうやって家に戻ったのかは覚えていないただ覚えているのは貴方と貴方の隣で嬉しそうに笑う女の人の顔。私はそこから何も考えずただひたすら記念日のための料理の下準備をした。
そして翌日私は拭えない疑惑をグッと胸に秘めやってきた貴方を迎えた。
「久しぶりね時雨」
「ああそうだな。」
相変わらず上の空の貴方に私はますます不安になる。食事をしている時も私の話なんて聞いていない。思い切って私は昨日のことを聞くことにした。
「「ねえ(なあ)」」
「え?どうしたの?時雨からどうぞ」
「いやお前からでいいぞ?」
「ううん、そんな大したことじゃないから良いよ時雨からで」
やっと話しかけてくれたらことが嬉しくて私は時雨に話を譲った。
「そうかならいいんだがあのな江美」
「ん?なーに?」
「別れよ」
「え?…」
貴方から出た言葉は予想外な言葉ででもどこかで予期していたような言葉で私は泣きそうにんりながら時雨に問う
「それって他に好きな人が出来たから?私見たんだ昨日時雨が女の人と歩いているの」
その言葉を聞いて貴方は一瞬驚いたように目を見開いたがその後とても悲しそうな顔をした。
「ああ、そうだ…ごめんな江美」
「そっか…ごめんだけど今すぐ出ていってくれる?1人になりたいの」
「わかった…じゃあな」
そう言って貴方は部屋から出て行く私はおい縋って別れたくないと言わないように必死に堪えた。ただ幾ら頑張っても溢れ出す涙は止まらなかった…