〜不安な私〜

夢は現実にはならないかもしれない。

なる方が少ないけれど、私は少し不安を持って学校に来た。

おはよう、といつもの元気さをみせる由梨に安心する。

由梨と初めて会ったのは1年生の春。

『歩美ちゃんって凄い可愛いよね。』

最初の言葉はこうだった。

ニコニコした由梨はthe運動部というような外見で、案の定、彼女はバスケ部に入った。

それからずっと、一緒にいた。

由梨といるときは凄く楽しい。

今日だって、凄くホッとして、心からありがとうって思う。

「ねえ、由梨。私のことどう思う?」

お昼にお弁当を食べていたとき、私は唐突にそう聞いた。