もっと冷たいイメージを持っていた。


背が高くて人気者で女子から
キャァキャァ言われてたと聞いたせいで
なんとなくクールなイメージを
持っていたんだが、それは間違いだったらしい。


「ねぇ佐和~、どんぐらい描けた?」


「ん?これぐらい・・・」


「ねぇ、秋吉くんは?」


「え?これぐらい・・・」


「プッ・・・ちょっと佐和見てよぉ
 秋吉くんの絵・・

 クックック・・・ひどいよね」


「フフ・・そうね」


2人して俺の描いた白鳥さんの顔を見て
笑われた・・・・


「そんなひどいかぁ・・・・」


「超・ひどいって。
 私、そんな顔してる?」



周りの女子は相変わらず俺に冷たい視線を
なげかけているが、この2人の
おかげで俺はもぅ気にならなくなった。