この日を境に、俺達は離れていくことに
なったんだ。



佐和は何も言わなかった。



次の日もその次の日も・・・
佐和からの連絡はない。



そして俺も、どんな顔して佐和に
会えばいいのか分からず、
連絡できずにいた。



1度途絶えてしまった繋がりは、
日が経つにつれてもっと、
取り戻すことが難しくなった・・・・




それは、夏休み中だけではなく
新学期に入っても、俺達は
言葉を交わすことはなかった。





俺はただ、佐和に会うことが
恐くなっていた。




もぅ終わってしまったのか?




もぅ終わったんだ・・・。



そう実感することが恐かった。