学校にも慣れはじめたこのごろ。


入学してから1ヶ月が過ぎていた。
俺は相変わらず、仲がいいのは
男軍団とまなおだった。



クラスの女子ともポツポツ話すことは
あるが、なかなか恋する相手すら
見つからないでいた。



佐々木は何も言わないがたぶん
まりちゃんに片思い中。


なんだかあの2人にはそれ以外にも
なにかありそうだが、あまり詮索するわけにも
いかず、気にはなるが聞けずにいた。



そうそう、サロンの方は
やっぱり男だらけのお茶会サロンって
名前は通らなかったけど
男子茶道サロンって名前に変えられて
一応、活動は許された。




もちろん、茶道なんてやる気は
さらさらなかったが、サロンルームと
呼ばれる部室みたいなものも手に
いれることができた。