でも、そんな心を見られてはいけないって
俺は思って・・・・



「ごめん、疲れちゃったみたいだ・・・」



「うん、気にしないで・・・・


 お風呂入ってくるわ・・・・」




そう言って佐和が消えて
暫くすると、部屋についているお風呂場から
シャワーの流れる音が聞こえてきた。




俺の情けなさってばもぅ、
言葉では表しきれない・・・・



だって好きで好きで、やっとここまで
きたのに、自分のせいで
できないなんて・・・・。




俺は自分のことばかり思っていたけど
佐和も同じように、自分を
責めていたなんて・・・


この時にはそこまで頭はまわらなかった。





ねぇ、佐和・・・・
俺を許してくれるか?