帰り道、自転車を漕ぎながら
さっき見た2人を思い起こす。


2人の愛情はきっと、天秤にかければ
ちょうど同じで、真ん中で
止まるだろうな・・・



一方俺達はどうだろう?


きっとダントツで俺の方に傾くだろう。




高橋が俺を好きかどうか・・・
そんなことすら自信を持って俺は
言えない。


きっと今は俺の方が好き過ぎて
俺達の天秤は吊り合わない。



でも、それでもいいんだ。



俺は高橋の側でいつか真ん中で
止まる天秤になるように
なれたらいい・・・・。