高橋は俺の悩みなんて気付くわけもなく
プラネタリウムに行くことで
いつもよりもテンション2割り増しぐらいに
なっていた。




「楽しみね」


電車に乗りながら高橋は
うれしそうに話す。



「おう。そうだな」



「どうしたの?」



「へ?」



「なんだか変よ」



「そうか?」



「ええ。変よ」



「ん・・・・変、変って言うなよぉ」



すごいな、高橋。

俺がいつもと違うってわかっちゃうんだ。