佐々木も同じ思いだったようで

「なんか可愛そうだな・・」


そうつぶやいた。
俺も無言でうなずいて彼の元へと
向かった。


俺達が近づく様子をじっと見つめる筋肉マン。


「よお!」

と軽く声をかけると、驚いた顔を
したが、安心した様子も見てとれた。



「俺、秋吉。それとこいつが佐々木」

俺が簡単に自己紹介すると


「俺は佐々木ってあだ名なだけで・・・
 ほんとは加籐だ!」

慌てて佐々木が否定した。
どっちでもいいじゃん!


そのやりとりを不思議そうに見ていたが

「俺は、山下 亮輔だ。
 なんか用か?」


「そうそう、山下クン。
 サロンどうするの?」

佐々木が聞いた。