と、わずかな期待を抱いていたら・・・
目の前から、高橋が消えた。


あれ?


と、思ったらうずくまる高橋。



「どうした??」


焦りすぎて俺は、デカイ声で言った。


「そんな大きな声出さなくても・・・

 ちょっとめまいしちゃって」



「大丈夫?」


「うん・・・」


赤い顔でめまい・・・・
俺に夢中?!


なんてことはなくて、高橋のおでこに
手を当ててみると、


「お前、熱あるじゃん!!」


俺も一緒にしゃがみこんで
高橋の顔を見ると、いつものあの大きな目の
眼力がなく・・・
なんとなく視点が合わないような目だった。


これって超・ヤバイ!!