俺、やばかった・・・・


女子に殴りかかろうとしていた。



止めたのは、益田ちゃん。

いつまで経っても掃除が終わったと報告に
来ないのを気にして、教室へと
入ったその時に、俺が床にほうきを
投げつけてるところだった。


「やめなさい!」


いつもからは想像もつかないような
厳しい声を出して、俺を止めてくれた。




泣き出す女子の声が遠くに聞こえた。


俺はそんな姿を見ても、悪いとは
思わない。


手を挙げていたら・・・・
ものすごい後悔をしていたけど
実際は殴っちゃいないわけで・・・



それよりもなぜ?高橋がそんな噂を
流されているのかのほうが、心配だった。