式は女子高の名残なのかかなり厳かに
進められた。


まぁ、自分の卒業式でもない俺は
退屈で・・・

あくびを必死に堪えながら
再度、これで最後って思いながら
高橋を見る。


俺の最後は当分、続きそうだ・・
我ながら意思が弱すぎ・・・



ん?!


俺は慌てて目をそらした・・・
だって高橋も俺を見てたから。



たまたまだったかもしれない。



もぅ1度そっと見てみると・・・

おいおい、まだ見てる。


それも俺よりも前の列に座ってるから
わざわざ顔をこっちに向けて。



これってどういうこと?!