「薬〜」
スクールバッグから水の入ったペットボトルと常備薬を取り出して服用する。
「……ふぅ」
少ししたら落ち着くはず。ゆっくりと、深呼吸をした。
「大丈夫か?」
湯呑みと皿の乗ったお盆を持った緋瀬さんが座敷に上がる。
「あっ、はい。もう落ち着いたので……すみません」
「そうか。良かった」
緋瀬さんの声は優しく落ち着いていて、先ほどの冷たさも恐さもなくなっていた。
やっぱりあれば見間違いだったんだ。
夕陽でそう見えただけ……だよね。
カタン、と繊細な彫りの入った木製テーブルにお盆が置かれた。
「クッキー、もらうな」
緋瀬さんはラッピング袋を開けて、皿の上に乗せた。
「…………」
私は用意してくれた熱めのお茶をすする。
緋瀬さんはクッキーを一つ口へと運ぶ。
……緊張するなぁ。イマイチな反応だったらどうしよう。
スクールバッグから水の入ったペットボトルと常備薬を取り出して服用する。
「……ふぅ」
少ししたら落ち着くはず。ゆっくりと、深呼吸をした。
「大丈夫か?」
湯呑みと皿の乗ったお盆を持った緋瀬さんが座敷に上がる。
「あっ、はい。もう落ち着いたので……すみません」
「そうか。良かった」
緋瀬さんの声は優しく落ち着いていて、先ほどの冷たさも恐さもなくなっていた。
やっぱりあれば見間違いだったんだ。
夕陽でそう見えただけ……だよね。
カタン、と繊細な彫りの入った木製テーブルにお盆が置かれた。
「クッキー、もらうな」
緋瀬さんはラッピング袋を開けて、皿の上に乗せた。
「…………」
私は用意してくれた熱めのお茶をすする。
緋瀬さんはクッキーを一つ口へと運ぶ。
……緊張するなぁ。イマイチな反応だったらどうしよう。

