「自分のことなんて、とっくの昔に興味薄れてるし。他人はもっと興味ない」
「他人に興味ないのに、わたしとは話してくれるんだね」
「……自分と同じように可哀想に見えたから」
「可哀想って……」
まあ、実際わたしは世間から見たら可哀想な子だろうから、否定はできないけど。
すると、ずっとブランコに揺れていた夏向が、地面に足をついて動きを止めた。
そして、ゆっくりわたしのほうを見た。
「冬花はさ……今、さびしい?」
「っ……、今だけ少しさびしい、かな……」
きっと明日になれば、こんな気持ちは忘れて、いつも通りの日常に戻れると思うから。
今日がいつもより少しだけ特別な日で、ただ今日だけ、今だけ……。
こんな気持ちに襲われているのは。

