夏向って前もそうだったけど、独占欲がかなり強いような気がする。
それを言ってみると。
「……冬花限定だし。
ってか、俺を妬かすよーなことする冬花が悪いんじゃん」
「だってぬいぐるみにヤキモチ焼くなんて思ってないもん」
すると、はぁとため息をつきながら。
わたしの身体を雑にベッドに押し倒しながら。
「俺さ、冬花が思ってる以上に独占欲ってやつが強いと思うから」
ヤキモチを焼いて、不満そうな顔をしていたのから一変、
いつものイジワルそうな笑みを浮かべながら。
「……これから先、
離すつもりないから覚悟しててよ」
夏向の甘い言葉も、
キスも、
独占欲も、
ぜんぶ、わたしのもの。
＊End＊
