「……それでいいよ。
冬花のぜんぶ俺のだってわからせてあげたいくらい」



「か、夏向だって、わたし以外の女の子に触れちゃダメだよ……っ」



まだ不安だよ。
本当に夏向がわたしだけを見てくれて、
わたしだけを求めてくれるのか。



「冬花しかいらないよ。
ってか、そろそろダメ?早く冬花の可愛いところ見たい」


「っ…!ちょっとまって、今日学校ある……」



「やだよ、まだ時間ある。
そんな抵抗する余裕あるならいいじゃん」



身体がドサっとベッドに倒されて、


結局、夏向が満足するまで離してもらえず。



学校に向かったのは、お昼過ぎ。


とはいっても、学校は今日まで文化祭なので授業はない。



夏向は文化祭なんて面倒だから、このままサボりたいと言っていたけれど、わたしにはどうしても話をしなくてはいけない相手がいるのでそうはいかない。