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気づけばかなりの時間話し込んでいて、窓の外を見てみれば空がオレンジ色になる時間帯になっていた。
「さーて、じゃあわたしはそろそろ帰るわ。あんたの生存確認できたことだし」
「生存確認って……」
こうして、樹里のおかげで楽しい1日を過ごすことができた。
玄関先まで見送りをすると。
「じゃあ、わたしは帰るけど。しっかり生活リズム整えなさいよ?まずはきちんと寝る時間戻して、3食必ず食べること。いい?」
「樹里お母さんみたい」
「返事は?」
「は、はいっ」
「よし。じゃあ何かあったら連絡して」
「うん。今日は本当にありがとう」
いい友達を持ったもんだと思いながら、少しずつ生活を戻していこうとしたんだけれど。
結局あまり直せず、そのまま夏休み数週間を過ごしていたら。
ついに。
夏休み後半の8月中旬。
「……38.5」
体調を崩した。

