_________数日後。 先輩はほんとに毎日会いに来てくれた。 その度に教室に人だかりができて大変だったけど、先輩は流石に慣れているのか毎朝いつもの完璧スマイルを見せてくださった。 でも私の傷は十分癒えてしまい、そろそろこの天国にも終わりが見えてきた。 少し…いやめちゃくちゃ寂しいけど、そもそも関われてるだけですごいことだから仕方ないよね。 「あ、奈々ちゃん おはよう」 「おはようございます!」 「ん…、もう大丈夫そうだね」