先輩♂を巡って幼馴染♂と争う話


打っては消し、打っては消しの大騒ぎの後、結局無難に『大丈夫です!ご心配ありがとうございます!』と返信した。

「は〜こんな風に先輩と繋がれるなんて夢みたい♡」

枕に顔を埋めてジタバタ悶える私に、コウが怪訝な目を向ける。

「…で、なんでこんなことになってるわけ?」

「よくぞ聞いてくれた!!」

私は意気揚々と事の経緯を説明した。

「ふーん。たしかによく見たら腫れてんな」

「先輩に負わされた傷♡」

「お前マジでやべーな」