先輩♂を巡って幼馴染♂と争う話


「…っ!?!?!?」

暗めの茶髪、魅力的なタレ目、白くてキレイな肌…

見間違うはずもない。大好きな渡辺先輩だった。

「大丈夫じゃなさそうだね…本当にごめん」

少しかがんで私の顔を覗き込む先輩。申し訳なさそうに眉尻を下げている。

激レア顔ありがとうございます!!!

てか顔近すぎませんか!?心なしか爽やかな良い香りまでするような…

…いや、落ち着け!

今私はあの先輩の視界に入ってるんだぞ!

冷静にスマートな対応を取らなくては。