顔面レシーブの衝撃で尻もちをついた私は、心の中でそう懺悔した。 しかし3秒もすると冷静になる。 顔も尻も痛いんですけど!?誰だよこんなとこにボール飛ばすノーコン野郎は!?!? 「…ごめん!大丈夫?」 汚れた制服をはたいて立ち上がろうとすると、目の前に影が落ちた。 どうやら犯人がノコノコと来やがったようだ。 あんたのせいで私は…! 自分ができる最大限の睨みを食らわせてやろうと勢いよく顔を上げると。