先輩♂を巡って幼馴染♂と争う話


午後の授業は寝そうになるたびに先輩を思い出すことでなんとか突破し、時は清掃時間。

桃ちゃんを含む同じ清掃班の子たちと高尚な会話(先輩の話だが)をしながら教室を掃除する。

集めたゴミをまとめたところで、班長が指示を出した。

「よし、ゴミ捨てじゃんけんやるぞ〜」

我々1年3組の教室掃除担当の生徒にとって、ゴミ捨ては何としても免れたい係だ。

わざわざ外に出て教室から遠く離れたゴミ捨て場まで馬鹿デカいゴミを持って歩いていかなければならない。

正直めんどくさいことこの上ない。

絶対に勝つ!