君の本当の姿



〜晶〜


こんな話を人にするのは初めてだ。


でも、男に絡まれている女の子を見ると自然と足が動いてしまった。


助けて、顔を見た時に驚いた。

このこの瞳には何も映っていなかったからだ。

真っ黒で、闇に染ってしまったかのような色。



なのに俺は


この子に、過去を話したいと思った。



この子を助けたいと思った。





「ねぇ、ちょっとだけ昔話を聞いてみない?」





そう言った。



そして、俺は話し出した。