おかしいと思った。
女子高生が引越しの時の荷物、ダンボール2つって…

「ドライヤーもないんだった、俺んち。」
「自然乾燥で大丈夫だよ〜」
そう言ってまたヘラヘラと笑う咲良。

いや、女の子なんだからまずいだろ。
また熱いつ上がるか分からねーし。

「咲良…俺の前ではもう我慢すんなよ。甘えろ、」

「だって…」

「とりあえずドライヤー買ってくるから待ってろ。」
「ぅん。」

俺は近くのデパートに行った。
ここの中に電気屋があったはず。