私たちはカウンターの席に座った。
目の前では進藤さんが調理してくれてる。

「咲良っ俺が絶対守るし幸せにするから俺から離れんなよ。」
海斗が進藤さんに聞こえないような小声でそう言った。

離れるなって…
「わかりました。はいっ!」
そう言って離れるなと言う海斗の服の裾を進藤さんからみえないように掴んだ。

「え!?そーゆーわけじゃっ」
「へ?」
先生の顔がみるみる赤くなっていった。

自分から言ったくせに…