俺が話してると目を真っ赤にした咲良ちゃんがキュッと白衣を掴み

「ありがとう。結城先生…」
下を向いて泣いてるのがわかった。

「結城先生じゃねぇ。海斗って呼べよ。俺が絶対幸せにするから。」

そう言って俺は咲良を包み込むように抱きしめた。