「でも…先生。」

「悪いようにはしない。嫌だったら断ればいい。ただ1つの選択肢として考えてほしい。」

「……選択肢?
でもやっぱり先生にそんな迷惑……」

「今咲良ちゃんの体は悲鳴をあげてるんだよ。それなのに無理してバイト行って、もしもの事があった時1番悲しむのはきっと空から見守ってくれてるご両親だと思うよ。大丈夫。流石に学生には手ださねぇから。」

そう言って俺は笑った。
こんな告白するのだって初めてだった。
だからだんだん体温が上がっていくのを笑ってごまかした。